宇宙望遠鏡
どんなに巨大な望遠鏡でも、
大気のある地上では、画像に歪みが生じます。
実は天体観測に最も向いているのは、宇宙空間です。

ハッブル宇宙望遠鏡 (1990年打ち上げ)
天文学者「ハッブル」から名前をもらったこの望遠鏡は、
世界で最も有名な宇宙望遠鏡です。
ハッブルは、人類がそれまでに知る最古の銀河を撮影しました。
ここに写る銀河のひとつひとつに、数千億の星があります。

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 (2021年打ち上げ予定)
ハッブル宇宙望遠鏡の任務を受け継ぐのは、
ハッブルの2.7倍の大きさがある
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡です。

宇宙背景放射探査機COBE(1989年打ち上げ)
宇宙がはじまったとき最初に発した光を捜すために
打ち上げられた宇宙望遠鏡もあります。
COBE(コービー)は
宇宙が誕生した頃の手がかりとなる温度を測定しました。

ウィルキンソン・マイクロ波異方性探査機WMAP (2001年打ち上げ)
次のWMAP(ダブリューマップ)は、
宇宙のはじまりの頃の様子を、さらに詳しく調べました。

プランク (2009年打ち上げ)
2009年に打ち上げられたPLANCK(プランク)は、
宇宙が始まってから今日までの時間は138億年
というデータをはじきだしました。

ケプラー (2009年打ち上げ)
私達は望遠鏡で、太陽系の外の惑星や、地球外生命も捜しています。
ケプラー宇宙望遠鏡は、星の光から、惑星の有無を調べました。
星の前を惑星が通るとき、わずかに暗くなる原理を応用し、
どんな惑星なのかを分類しました。

トランジット系外惑星探索衛星TESS (2018年打ち上げ)
ケプラーの後継機TESS(テス)は、
さらに400倍広いエリアの、20万の恒星を調べています。
果たしてそこに、生命が存在する惑星は、みつかるのでしょうか?
|